
2013年、94歳の生涯を閉じたやなせたかし。子どものための良心的な芸術活動に対して2年に1度、賞を贈ろう、というやなせの遺志を受け継いで「やなせたかし文化賞」が創設されました。
本展では、2025年2月6日に発表した「第3回やなせたかし文化賞」受賞者5組の作品や活動内容を、来年6月にかけてリレー形式で開催していきます。
Part2として、やなせたかし文化賞を受賞した「鈴木まもる」さんの作品を2会場に分けてご紹介します。
◆第2会場/詩とメルヘン絵本館
鈴木さんが国内外での収集・研究を重ねられ、鳥の巣の魅力をひとつひとつ丁寧に描写されている作品の中から、原画と鈴木さんが収集された実物の世界の鳥の巣とをあわせて展示します。
鈴木さんの優しさに溢れた世界、そしてその精密さと完成度に圧倒される原画資料をじっくりとご覧ください。
「キムネコウヨウジャク」
注目ポイント
第2会場では、鳥の巣研究家としての鈴木さんが実際に国内外で採取された実物の鳥の巣と、さまざまな生態をもつ鳥たちの暮らしや巣について描かれた絵本の原画とをあわせて展示しています。
鈴木さんは、東京から静岡県伊豆の山へ移住されており、その暮らしの中で偶然家の近くに古い鳥の巣を見つけたことから、鳥の巣のもつ造形的な魅力にとりつかれるようになります。鈴木さんの家のまわりで生活をしている鳥たちのようす、自然の移り変わりを描いた『ぼくの鳥の巣絵日記』や、世界のさまざまな環境に暮らす鳥と巣について紹介した『世界の鳥の巣の本』、鳥の巣の造形、巣材、環境について注目した『鳥の巣いろいろ』から、それぞれ抜粋してご紹介をしています。
また、今回高知県初展示となる実物の鳥の巣5点は、実物だけでなく、鈴木さんが絵本や絵画として描いた原画も会場内に展示しています。実物の鳥の巣と、鈴木さんが描いた原画などを見比べながらご覧いただけます。鈴木さんの描かれた絵本原画はどれも精密に描かれており、鳥の巣の種類の豊富さや、美しさなどの魅力を一目で感じることができる原画の数々をじっくりとお楽しみください。
※鳥の巣は鳥たちの「家」ではなく、卵を産んでヒナを育てるまでの期間にしようする場所のため、鳥たちの生活をおびやかしたり、自然を壊すといった恐れはございません。

鈴木まもる展は、第1会場であるアンパンマンミュージアム4階企画展示室でも開催しております
詳細

【会期】 2026年4月8日(水)~2026年5月25日(月)
【休館日】 火曜日(火曜が祝日の場合はその翌日。ただし5月5日〜5月11日は無休)
【開館時間】 9:30~17:00(最終入館16:30)
【会場】 アンパンマンミュージアム4階企画展示室、詩とメルヘン絵本館
【入館料】 一般 1,200円/中高生 500円/小人(3歳以上)300円
※入館は事前予約制です。ご来館前に当館WEBよりご予約ください。
【主催】 公益財団法人 やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団
【後援】 香美市、香美市教育委員会、朝日新聞高知総局、毎日新聞高知支局、読売新聞高知支局、高知新聞社、RKC高知放送、KSSさんさんテレビ、KUTVテレビ高知、NHK高知放送局、エフエム高知
鈴木まもるさん プロフィール
1952年東京に生まれる。東京藝術大学中退。 「せんろはつづく」「ピン・ポン・バス」など乗り物シリーズや『みんなあかちゃんだった』などのあかちゃん絵本、恐竜や動物など多様な絵本を描きつつ、山の中で偶然鳥の巣を見つけ、その造形性に魅了され研究を始める。アジア、アフリカ、ニューギニアなど鳥の巣を求め放浪。海外の研究者とも交流を深め、絵本や鳥の巣の展覧会、講演会、ワークショップなどで鳥の巣の不思議や魅力、生命の大切さを伝えている。