展覧会
「第2回やなせたかし文化賞」受賞者展  後期
2022.11.14

2013年、94歳の生涯を閉じたやなせたかし。
子どものための良心的な芸術活動に対して2年に一度、賞を贈ろう、という遺志を受け継いで創設された「やなせたかし文化賞」。
「第2回やなせたかし文化賞」受賞者展では、2022年に「第2回やなせたかし文化賞」を受賞した5組、NPO法人ぷるすあるは(大賞)、鈴木のりたけ、西村繁男、長谷川義史、ヨシタケシンスケの作品や活動を特別展示、前期、後期に分けてご紹介します。

後期となる本展では、鈴木のりたけ、長谷川義史の絵本原画などを展示します。
また、大賞を受賞したNPO法人ぷるすあるはの作品も入替を行い、引き続き展示します。


【会期】 2022年12月3日(土)~2023年2月6日(月)
【休館日】 火曜日(火曜が祝日の場合はその翌日。12/24~1/7は無休)

【開館時間】 9:30~17:00(最終入館16:30) 
【会場】 香美市立やなせたかし記念館・詩とメルヘン絵本館

【入館料】一般450円/中高生200円/小人100円
 ※アンパンマンミュージアムとの共通券あり

【関連イベント】作家ご本人来館による「ミニ絵本ライブ」開催決定!  

        詳細はこちらから(PDF)

 

【主催】 公益財団法人やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団
【協力】 ブロンズ新社


《作家の紹介》

鈴木 のりたけ

1975年、静岡県生まれ。グラフィックデザイナーを経て、絵本作家となる。緻密な取材から生まれるライブ感のある表現や、遊び心に富んだ世界観で人気を集める。『ぼくのトイレ』(2011年、PHP研究所)で第17回日本絵本賞読者賞、『しごとば 東京スカイツリー®』(2012年、ブロンズ新社)で第62回小学館児童出版文化賞など多数受賞。主な絵本作品に、「しごとば」シリーズ(2009年~、ブロンズ新社)、『ぼくのねこ』(2022年、PHP研究所)、『大ピンチずかん』(2022年、小学館)、『なんでもない』(2021年、アリス館)などがある。

『やっぱり・しごとば』(2020年、ブロンズ新社)

 

長谷川 義史

1961年、大阪府生まれ。グラフィックデザイナーを経て、2000年『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版)で絵本デビュー。ユーモラスでおおらかな作品が大人から子どもまで人気を集める。『ぼくがラーメンたべてるとき』(2007年、教育画劇)で第13回日本絵本賞と第57回小学館児童出版文化賞、『あめだま』(2018年、ブロンズ新社)で第24回日本絵本賞翻訳絵本賞など多数受賞。主な絵本作品に、『いいからいいから』(2006年、絵本館)、『だじゃれむかしむかし』(2022年、理論社)などがある。

『たこやきのたこさぶろう』(2016年、小学館)

 

NPO法人 ぷるすあるは 《大賞》

精神科の看護師の細尾ちあきと、医師で代表の北野陽子が、オリジナル絵本など心理教育ツールの制作・普及のため2012年に立ち上げたプロジェクトチーム「プルスアルハ」を発展させる形で、2015年6月に設立したNPO法人。精神障がいやこころの不調、発達障がいをかかえた親とその子どもや、さまざまな事情の中で頑張っている子どもたちを、絵本やウェブサイトなどの情報コンテンツを通して応援している。イラストはすべて細尾ちあきが担当。「家族のこころの病気を子どもに伝える絵本」(全4巻、2012~2014年、ゆまに書房)、「子どもの気持ちを知る絵本」(全3巻、2014~2015年、ゆまに書房)などがある。

『発達凹凸なボクの世界 ―感覚過敏を探検する―子どもの気持ちを知る絵本3』(2015年、ゆまに書房)


やなせたかし文化賞受賞コメント(やなせたかし文化賞のサイトへリンクします)

【鈴木のりたけ】 https://www.yanase-award.net/result/winner_2/

【長谷川義史】 https://www.yanase-award.net/result/winner_4/

【NPO法人ぷるすあるは】 https://www.yanase-award.net/result/winner_1/

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