特別展 Part2 では、連続テレビ小説『あんぱん』でも注目された盟友・いずみたく氏と手掛けた仕事の数々をご紹介します。
代表作である、やなせたかし作詞・いずみたく作曲「手のひらを太陽に」をはじめ、二人で制作した楽曲やミュージカルに関する資料を展示。漫画家としての代表作を模索していた傍らで、才能あふれる盟友から刺激を受けながら、やなせがどのような創作活動を行っていたのか、いずみ氏が設立した株式会社オールスタッフ所蔵の初公開資料を交えて、長年交流のあった盟友・やなせといずみ氏、ふたりが手掛けた作品世界をご紹介します。
やなせが編集長として手掛けていた雑誌『詩とメルヘン』(サンリオ)に1975年1月より連載された「熱血メルヘン 怪傑アンパンマン」。大人向けの「やなせメルヘン」の一つとして描かれた劇画タッチの作品を原画で紹介します。また、この原作から派生して誕生した、舞台ミュージカル『怪傑アンパンマン』のポスターや台本など、株式会社オールスタッフに残る当時の公演の記録から貴重な資料を展示します。

▲『熱血メルヘン 怪傑アンパンマン』(サンリオ、1977年)

▲舞台ミュージカル『怪傑アンパンマン』ポスター(1977年)
いずみたく プロフィール
1930年1月20日、東京・日暮里に生まれる。戦後、劇団小熊座で俳優として全国公演に携わり、朝日放送ホームソングコンクールにて「ぶどう」でグランプリを受賞。三木鶏郎の冗談工房に所属し、野坂昭如、永六輔らと出会う。1960年、永六輔とミュージカル「見上げてごらん夜の星を」を制作。1963年、レコード大賞各賞を受賞。1975年、イズミ・ミュージックアカデミー設立。翌年、六本木の自社ビル地下に作ったアトリエフォンテーヌが開館。いずみたくフォーリーズ旗揚げ(現ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズ)。1992年5月11日永眠、享年62。
[会期]2025年11月15日(土)~2026年3月15日(日)
火曜休館(祝日の場合は開館、翌日振替休館)
※2025年12月24日(水)〜2026年1月7日(水)は無休
[時間]9:30〜17:00(最終入館16:30)
[入館料]一般1200円/中高生500円/小人(3歳以上)300円
※上記入館料ですべての会場をご観覧いただけます
[主催]公益財団法人やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団/香美市
[協力]株式会社オールスタッフ
※入館は事前予約制です。来館前に下記URLのサイトよりご予約の上、お越しください(お電話でのご予約は承っておりません。ご了承ください。)

